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和泉元彌はどうしたんだったかな―――――勝どき・豊洲・晴海から便利な月島矯正歯科

2016/05/26

花柳流の家元騒動で昨日判決が出ましたとやっていた。前家元の親族が現家元から破門を言い渡されたことに対して、処分の取り消しを求めた判決だったそうだ。

原告側が家元の許しを得ずに花柳流の舞踊を行ったことが気に入らなかったとでている。俺の許しを得ずにやったのはけしからんということだが、当然次期家元に自らが推す孫をつけるための処分であることは明白だ。会員数2万人というから、それなりに大きな組織である。上納金も相当大きいだろう。

現家元は85歳というから、いずれは引退せざるを得ない。そのときに、孫と称する人はまだ一人前にはなっていなかろうと思われるので、当然そこで紛糾することになるだろう。場合によっては組織が分裂するということになるかもしれない。

伝統芸能で裁判沙汰になったといえば、狂言の和泉元彌を思い起こす。彼の場合は、母親が前面に出て争っていた感じではあった。10年以上経ったと思うが、あれはいったいどうなったのだったか。10年もたってしまうとすっかり忘れてしまう。彼がアメリカのプロレスに出たということだけしか覚えが無い。

花柳流2万の会員といったところで、世間の人からすればどうでもいい組織ではある。その組織が分裂しようが誰かにのっとられようが、まあどうでもいい話ではある。だが、どっちが後継者になるのかとか分裂するのかなどと考えながら見ていると、野次馬的には面白い。

組織というものは大きくなればなるほど利権が絡んでくるから、後継者争いは熾烈を極めるのだろう。覆水盆に還らずとはこのことで、もはや両者が手を携えるということは無いのだろう。それでも、われわれなんかすぐにどうなったか忘れてしまうのだが。

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