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佃の念仏踊りは確かに念仏だ―――――勝どき・豊洲・晴海から便利な月島矯正歯科

2016/07/16

7月15日はお盆の送り火ということになるのだろうか。今日まで佃の盆踊りが開催されていた。佃の念仏踊りというらしい。20年も住んでいながらあまりなじみのあるものではない。草市の後に佃でやってる地味な盆踊りという印象である。
一般的な盆踊りは8月に行われるものがほとんどだ。それは東京の盆踊りが月遅れのお盆の時にやるからだろう。ちょうど夏休みなので、この時期に行うことのほうが日程的にやりやすいということもあるだろう。七夕が7月7日なのに、仙台では1カ月遅れで行われる。これと同じことなのだろうと思う。
その盆踊りを、今までは見ることはあっても実際に踊るということがなかった。でも、盆踊りというものは参加してなんぼというものだろう。とくに練習をしなければ踊れないというようなものではない。まして、フラダンスのようにそのグループに入っていなければならないというものではない。リュックを背負った旅行者風の人もたくさんいた。もっとも、私は浴衣があれば着てくればよかったと思ったが。
一般的な盆踊りは、CDで曲をかける。ところがここの盆踊りは、やぐらの上に登ったおじさんが太鼓をたたきながら自ら歌を歌う。そのため、ほかの盆踊りに比べると音が小さい。「踊りなされよ、仏のために 南無阿弥陀仏」というような歌詞で歌われる。振り付けはそれほど難しいわけではないようなのだが、ほかの人から見たらおかしかったかもしれない。
やぐらの上で歌を歌う人は2人いて、歌いながら「そろそろかわろじゃないか」なんて言う。そうやってとぎれないようにしている。そうかと思えば、「長女は21で次女は二十歳」なんて言うようなこともうたう。近所のオジサンなのだから、その娘さんは普段よく見ている女性だったかもしれない。ただ、「長女は望みがないが」とか言う。きのどくに。
二人いるおじさんのうち、一人のおじさんは歌が上手で何を言っているのかよくききとれた。なるほどこういう歌だったのかと思ったわけである。ということはもう片方のおじさんの歌は何を言っているのかよくわからないものだったということだ。だが、それ以上に音痴で、周りのおばさんも「歌下手ねえ」なんて言っていた。思わず、だから「念仏」踊りなんだと変に合点が行った。

 

 

 

 

 

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