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救命救急のセミナーを受けた

2016/07/30

人が倒れて心臓が動いていなかったらどうするか・・・・・というセミナーに行ってきた。

蘇生率を高める為には、迅速に心臓マッサージをするということであるそうだ。30回の心臓マッサージに対して2回の人工呼吸を行う。その開始時期が1秒でも早い方がいいため、いろんなことをごちゃごちゃする前にまず胸骨を押せということであった。つまり、われわれが習ったころは、ABCの順に気道確保・呼吸・心臓マッサージの順だったものが、CABの順に変わったということだそうだ。

歯医者の中では口腔外科という分野ではこういうことをする場合もある。だが、それ以外の歯科医が救命救急を行うのは、一般の人と大差が無い。おそらく、実際にそういう場面に遭遇したとすれば、ただ右往左往するだけであろう。わずかな患者さんしかいない中で、突然自分の医院の中で人が倒れるということはまずないだろうとは思う。むしろ、自宅で家族の誰かが倒れるということの方がまだありそうである。

最後に試験がある。実技をやってペーパーテストがある。なんと、実技はもう一回やってくださいといわれた。胸骨を押すスピードが速いというものだった。1分間に100回から120回というところを120回以上のスピードだったらしい。さすがに多すぎてもいけないのだ。1分間に120回といえば、0.5秒に1回なので、ものすごいスピードのような気がする。そうでもなかったらしい。

心臓マッサージは重労働である。救急隊が到着するまで10分ほどかかるだろう。2分もやっただけでもくたびれるのだから10分とか15分ともなるとどれぐらいの疲労になるのか分からない。できれば一生そういう場面には遭遇したくないものである。と同時に、もしもそういう場面に遭遇したら、何とか命を取り留められるようになりたいとも思うのである。

 

 

 

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