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トランプ大統領就任

2017/01/21

本日未明、アメリカで新しい大統領が誕生した。45人目だそうだ。日本は明治以来62人の総理大臣を輩出している。その点で言えば、日本の総理大臣の方がバラエティーに富んでいるとも言える。一般的には不安定だといわれるが。

今回、アメリカを2分した選挙になった結果、2つのアメリカが出現した様でもある。トランプに投票した人数よりヒラリーに投票した方が多いという。アル・ゴアが負けたときもそうだったそうだ。そういう選挙制度なのだから仕方がない。

民主党と共和党が拮抗しており、そのため大統領選挙を行えば、国を2分する戦いになるのは当然である。ロシアに情報操作されたという事情がなかったとしても、しこりを残さずに終わることの方が少ないのではないかといつも思う。

選挙期間中さまざまな暴言とも取れる言葉を吐いてきた。TPP撤退、NAFTA見直し、オバマケア廃止、不公正国への高関税、メキシコとの壁等々、世界を混乱させるような内容である。一方、1兆ドルのインフラ整備や法人税減税など、経済活性化策も盛り込まれている。果たして実現できるのかという声も大きいが、何しろ本人はそれで当選した。

仮に、自由貿易をやめ、なおかつ1兆ドルのインフラ整備をすれば、金利は上がりドル高になることは目に見えている。いかにアメリカ大統領といえども、為替を操作できまい。口先だけで介入しても、10円変えるということは不可能だ。となれば、ドル高で海外から安いものが入っては来ても、自国の製品は売れなくなるだろう。

その前に、減税をして1兆ドルを使うという一見して不可能と思えることをやろうとしている。果たしてそれで財源はもつのかという不安は初めからある。そんなことはできないのではないかと思っている日本人も多いのではないか。そもそも、日本では公約は破られるものという認識がある。

大統領就任式の出席者数は、オバマの170万に比べて半分近かったという報道である。たぶんトランプは、「それはでっちあげだ。今回の方が多い」というだろう。主催者発表と警察発表との数がかなり食い違うのと同じで、なるべく少ない方がいいと考える組織が数えれば、当然少なくなる。

それはそれとして、少なくともアメリカの半分には新しい世界が開けるという高揚感がある。果たして、その高揚感の通りに世界が明るくなるのか。それとも、世界は破滅に向かっていくのだろうか。

 

 

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