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芦田愛菜ちゃん合格おめでとう

2017/02/13

芦田愛菜ちゃんが、どこだか知らないけれどもとても難しい中学校に合格したという。いったいどこでいつ勉強するのだろうと思うが、台本を60回も読むといわれると、漫画すら読まなかったうちの息子とは比べ物にならないと諦めざるを得ない。

最近の中学受験は過熱しているといわれる。われわれの時代には、中学までは公立に通い、受験は高校からするものと決まっていた。私立の中学に行くというのは、ごく少数の人だけであった。それがいまや、高校受験をするのは、中学受験で失敗した人しかいないかのようである。

大学受験はどうかといえば、医学部受験が花盛りである。高校3年生の患者さんに聞いたところによると、クラスの半分ぐらいが医学部を受けるという。なんだか猫も杓子も医学部という風潮だそうだ。

しかし、よく考えてみれば、少子化である。平成4年度には205万人いた18歳人口は、平成26年には118万人に減っている。私が高校を卒業した年が158万人となっているから、平成4年は団塊ジュニアのおかげで多かったということにはなる。それにしても、大きく見れば減っていることは確かだ。

子供の数が減るということは、成績のいい人の数も減るということである。意図的に成績のいい人間の遺伝子だけ残そうとしなければの話だが、少なくともそんなことをしているという話は聞かない。むしろ、本人の意図するしないに関わらず、周りを見れば優秀な人ほど子供がいない。

一方、たとえば医学部の定員は増えこそすれ減ってはいない。東大や慶応といったいわゆる「いい大学」といわれるところも、同様である。するとどうなるかといえば、昔なら到底入れなかった人達が、東大や慶応に入るということである。

そこで、友人が嘆いていたことを思い出す。アルバイトで来る子の出来が悪くなったと。わずか数年の間に同じ大学の学生でもずいぶんもの覚えや仕事のレベルが落ちたというのだ。ひとつは、ゆとり世代だからということがあるのかもしれないが、何しろ同じ大学でもこうも違うかというほどらしい。

子供は減っているのに、大学の数は増えている。これでは定員割れは当然だし、大学の中学校化が起こっても仕方がないのだろう。「大学」の教員が、まさか掛け算や割り算まで教えるとは思わなかったであろう。

だからといって、芦田愛菜ちゃんがそのおかげで入ったというわけでは、断じてないが。

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