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父の法事

2018/03/12

3月は、一昨年亡くなった父の命日がある。3月30日という桜の満開の時期なのだが、10日にその法事というものを行った。キリスト教式であるため、法事とは呼ばない。記念会とか何とかいう名前をよく聞くところである。

キリスト教式ということで、牧師さんは日曜日に来ることができない。そのため、土曜日に行うことになっている。同じく牧師をやっている私の姉の都合でもある。その代わり、家内は仕事があるため、食事の場に遅れてやってくることになる。

3月というのはいい時期である。天気さえよければ寒くない日がある。ちょうどそんな日であった。前日まで降っていた雨ももう上がっていて、式を行っているときは日さえも照っていた。天のご加護などという気はないが、昨年もこのような陽気だった。

30名弱で行った宴会では、最近の方たちの傾向としてあまりお酒を飲まない。鹿児島から来たいとこたちもそれほどではないのが何やら残念で、その分私たちが飲んでいた。彼らの父親は浴びるように飲んだ人だったのだが。

昔はこういう親類を集めた宴会というものが多かったような気がする。そして、そういう席にはいつも酔っ払ったおじさんという人がいて、場を盛り上げてくれた。飲まない人から見れば、単に酔っ払ったうるさいおやじにしか見えなかったが、今から思えば、ああいう人がいたからこそ宴会が宴会たり得たともいえる。

気が付けば、自らがああいった宴会の時にうるさいだけの酔っぱらいおやじになっていた。時代が移ったともいえるし、それだけ年を取ったということでもある。酔っぱらったおっさんたちをちょっと馬鹿にしていた時代からすれば、確実にむこうがわにちかずいたということである。

喪主である母は、来年はもうやらないという。来年は4周忌ということになるので、普通はやらない。キリスト教では10年に1回やる程度なのだと。そして10年後にはもうここにはいまいという。そうかもしれないと思うと、やはり法事は寂しいものである。去年はきたが今年来なかった方も何人かいた。

 

 

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