あっという間になくなるタケノコ
2020/05/08
ゴールデンウィークはタケノコの時期である。
家族が集まるときには、だれかは煮物を持ってくるものである。
また、たけのこご飯などを作ってくれる。
すると、ただでさえ食べ過ぎたところに、もうこれ以上はいらないというほど食べてしまうのである。
いつだったか学会で仙台に行ったときに旅館で出たたけのこご飯がおいしくて、3杯も食べてしまった。
この時は、部屋に帰るのに休憩が必要だった。
タケノコというものはたぶん南の方から産地が北上してくるのだろうと思っている。
スーパーで記載されているものを見ると、走りは福岡産だろう。
いや、熊本産もあったかな。
それがいつの間にか千葉産になっている。
ではどこ産のタケノコが最後なのかはいつもわからない。
わからないうちに、ある日突然スーパーから消えるのである。
またその日が近づいている。
突然の別れに、毎年感じるタケノコロスをいやすのは、次に出てくる枝豆以外はないのだろう。