「風と共に去りぬ」
2020/06/20
今朝の新聞小説にこの映画の話が載っていた。
新聞小説に載ったのはたまたまかもしれないが、この動きを見たからかもしれない。
作者が今の状況を見て載せたのであれば、この映画をどう見ているのか。
人種差別反対の抗議運動が世界中で盛り上がっている。
当然だが、アメリカではこの動きが顕著だ。
今回の当事国だということもあるが、200年以上前からの問題である。
我々日本人にとって、「風と共に去りぬ」は純粋に映画だし、ラブロマンスだと考える。
だが、今言われてみれば南部11州のこの話は、つまり奴隷を当たり前と考える人たちの話ということになる。
私だけかもしれないが、そういわれるまで、我々日本人はそのことにほとんど気が付いていなかった。
このところ、「けしからん」という声が出てくるのを見るにあたり、やっとそこに気が付いたということである。
まあ、もっとも・・・・・・
私にとっては、レッド・バトラーとスカーレット・オハラのキスシーンばかりが目に浮かぶ。
そのシーンを撮ったときに、ヴィヴィアン・リーはクラーク・ゲーブルの口臭に辟易していたそうである。
ブリッジか部分床義歯かは不明だが、何らかの補綴物が入っていたことは確かなようである。
100年も語り継がれる名シーンが、実は臭かったというのでは100年の恋も破れるというものである。
歯は失ってはいけないということである。