コロナウィルスは変容したか
2020/08/02
このところ東京都のコロナ患者発生数が400人を超えてきた。
若者が中心だが、次第に年齢層が広がっているといわれる。
数の上ではすでに第1波を上回っており、感染力が強まったのではないかという見方もなされている。
コロナウィルスはゲノム分類で、武漢型、イタリア型、アメリカ型、東京型、埼玉型に分類できるのだという。
時々刻々変化しているウィルスが日本に入って一定の時間が経てば、日本型というべきものに変化するということになる。
さらに、そこから東京型とか千葉方とか大阪型に分かれているものと思われる。
さらには、ここから東京型Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅰa、Ⅰbとさらに変化をしていくことになるだろう。
変化をしたウィルスだが、これだけ患者数が増えているということは、日本型は感染力が高まっているのではないかということになる。
もちろん、4月5月に今と同じだけの検査を行っていればもっと多くの患者が出たのではないかともいわれる。
だが、重症化率が今と同じだったとすれば、当時の患者数は1日1万人を超えていたということになってしまう。
これだけ患者が増えても重症化や死亡に至る患者がそれほど増えていないということは、逆に毒性は低くなっているのではないかという見方もできる。
すなわち、日本型ウィルスは、高感染・低毒ウィルスに変容してきた可能性があるということである。
残念ながら、低毒化は希望的観測であって、実際には変わっていない可能性もあるし、実は強毒化していないとも限らない。
それは時間をおって次第に明らかになってくるのだろう。
まだまだ終わりは見えないままである。