たったの1グラムで

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たったの1グラムで

2020/10/13

学会を聞いていたら、オーストラリアの先生が面白いことを言っていた。

たったの1グラム。

世界中のコロナウィルスの総量であるそうだ。

たったの1グラムで世界が変わったといってもいい。

わずか1円玉1枚である。

それだけこのウィルスが小さいということであり、その影響が大きいということである。

ウランはマッチ箱一つ分で地球が吹っ飛ぶというセリフがあった。

その何十分の1、何百分の1である。

違う表現として、マリリン・モンローを作ったのは切手1枚分のホルモンというものもあった。

むしろ、こちらの方に近いものがある。

世界中合わせて一円玉1個というと、すでに物というより単なる情報と考えるべきなのかもしれない。

我々は1円玉で換算すれば十の何十乗ほどの物質を持っている。

それだけのものを持ちながら、いまだに1円玉1個に勝てない。

ここは1円玉1個よりさらに軽いもので立ち向かうしかないということか。

それは人の情熱とか愛と言ったものであるべきなのだろう。