手袋はだれのためにするのか

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手袋はだれのためにするのか

2020/11/25

最近、スーパーなどに行けば店員さんが手袋をしている。

コロナから身を守るためである。

ネット上の質問で、時々手袋のことが書かれている。

あの先生は手袋をしていないが、院内感染は大丈夫か、など。

こういう勘違いをなさっている方はそれほどおられないのだろうと思うが、ネット上で見ると不安に感じる方も出てきそうである。

我々が歯学部に入学したころ、歯医者は医者に比べて寿命が短いといわれた。

その理由として、B型肝炎になる確率が高いからだと説明された。

B型肝炎はウィルスによって発症するもので、主に患者さんの血液が体内に入ることで発症する。

それを防ぐために手袋をすることが推奨されているのである。

B型肝炎に関しては、ワクチンの接種もあいまって感染する率が下がっているのではないかと思われるが、どうなのだろう。

もっと言えば、歯医者の寿命が医師に比べて短いとい話はどうなっているのか。

手袋をしないで教育を受けた身としては、結構手にしっくりくるものが少ない気がする。

せっかく手袋をしているのに寿命が延びないのであれば、何のための手袋かということにもなるのだが。