師走入り
2020/12/02
気がつけば師走に入っていた。
昨日の夜は、冴え冴えとした満月がビルの間から覗いていた。
そして、今年の流行語大賞などと言って、今年を振り返る作業が始まった。
12月とはそういう月であるようだ。
この1年はコロナに覆いつくされた年だったということは論を俟つまい。
正月には他人事だったこのはやり病が、まさかオリンピックすら中止にするなどとはあの時点では想像すらしなかった。
何でも起こってしまったことを後から想像すれば、そりゃあ当然そうなるよなという気持ちになるものである。
そして、その延長で来年は何がどうなるのかということを考えようとするが、何も思い浮かばない。
おかげで、「2021年の10大予想」、みたいなものがありがたがられることになる。
今年はまだ終わっていないのに、もうすでに来年が始まっているかのようである。
師走の「師」は何かという話によくなる。
坊さんだという話もあるが、医師の師でもある。
現在コロナでてんてこ舞いであろう。
一方、歯科医師はこの1年暇だったというところが多いように感じる。
私が走るのは、点滅した信号の前だけだろうか。