あなたはワクチンを打ちますか
2020/12/07
この1か月ほど、コロナウィルスワクチンの話題で世間はにぎわっている。
ファイザーとモデルナがmRNAワクチンの安全性確認を発表してから、同様の報告が続いている。
そして、今朝のニュースでは接種を受けたという人が出ている。
一方、ロシアのプーチン大統領が「私は打たない」と言ったといわれる。
安全性が担保できないのであれば、危険なものはとりあえず避けるということなのだろう。
日本では、接種を希望するといった人は69%だったという数字もある。
そこで思い出すのが「沈没船のジョーク」である。
今にも船が沈もうとしているとき、どういったら乗客が海に飛び込むかという話である。
アメリカ人:ヒーローになれますよ
イギリス人:あなたは紳士だ
ドイツ人:規則ですから
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その中、日本人はと言えば、「みなさんはもう飛び込みましたよ」とくる。
つまり、日本人はほかの人がやればやるし、だれもやらなければやらないということである。
新しい治療法が開発された時、「あなたの身内にやりますか」という質問がある。
それでもやるというのか、うちの子供にはためらうというのか。
ジェンナーが種痘の実験を行ったとき、はじめてこの接種を受けた人は、どういう気持であっただろう。
私だったらおそらく遺書を書いていたのではないか。
何しろ、今のようにフェーズ1,2,3なんていう実験を経ていないのだ。
現在薬となっているものは、相当な実験を経て薬となっている。
だが、被験者は多いとは言ったって4万人程度のものである。
100万、1000万と行って1人出るというようなものがないとは言えない。
やらないよりはやった方がいいのはわかっている。
それでも躊躇するのは、この100万人に1人になるかもしれないからだ。
日本でのワクチン接種はいつからになるのか。
その時、いったいどれぐらいの人がワクチン接種をするのか。
これから悩むことになるのだろう。
沈没船のジョークにはこんなのもある。
フランス人:決して海に飛び込まないでください。
さすがに日本政府はそうは言うまい。