2030年までにガソリン車をストップ
2020/12/10
小池都知事が、政府の発表を上回ることを言い出した。
2030年までにガソリン車の新車を認めないと。
つまり、電気自動車のようなものしか出てこないということである。
政府は2030年代半ばまでにという表現であった。
これは、欧米に比べると数年遅いと感じる。
とても、脱炭素などとは言えないものに感じられた。
さらに言えば、この数年の遅れで、日本の自動車メーカーの対応も遅れ、世界に取り残される危険がある。
小池都知事の発言は、多少欧米に近づいたということは言えるように思う。
電気自動車はテスラがあり、中国メーカーが先行しているといわれる。
日本人としては、先頭を走っていたと思っていたらいつの間にか周回遅れぐらいになっている感覚だ。
周回遅れだったとしても、この転換を先送りすれば、その遅れはさらに大きくなるだろう。
自動車離れと少子化。
日本のメーカーにとってこの二つはどうしても避けて通れない。
そこに加えて、SDGsから反するといわれるようでは、企業の存亡にかかわるような事態になりかねない。
よく言われるのが、アメリカのマスキー法によって日本の車が売れるようになったという話だ。
これをクリアできた日本車が、アメリカ市場を席巻した。
同じ変化が今起きようとしている。
何としても、日本の車が世界トップのシェアを持っていてほしいと思うのである。