香炉峰の雪は
2021/05/14
上村松園の絵が発見されたという。
清少納言が御簾を挙げている図だという。
香炉峰の雪は、と言われて、御簾を挙げたという逸話だ。
何の話かよくわからないで聞いていたが、当時の教養人としては当然知っている知識だったのだろう。
矯正医は矯正医なりの知識というものがある。
それは、銀行員が銀行員としての、園芸家が園芸家としての知識があるのと一緒だ。
清少納言のようないわゆる教養人という人たちは、このように仕事でもない知識をたくさん身に着けている。
いい矯正科医は、どれだけデータを持っているかだと先輩に言われた。
その点で、清少納言は立派な教養人であるということが、この絵なのだろう。
私は、今でもその時点の先輩に追いついているといえるだろうか。