アスパラガスの黄色い花
2021/06/07
夕刊小説の中に、アスパラガスは食べてはいけないという話が出ていた。
それは、我々が食べているアスパラガスがそのまま成長すれば、もっとずっと大きくて立派な葉や茎が茂るからというものだ。
実を言えば、清澄通りの街路樹の下に、どういうわけかアスパラガスが生えている。
つい先日、そこに黄色い花が咲いていた。
ナスやキュウリは実を食べるものだから花もよく見る。
しかし、出たばかりの茎を食べてしまうアスパラガスの花を見ることは普通ない。
ニンジンやジャガイモも実を食べるわけではないが、出たばかりの芽を食べるということがない分、まだ花を見ることはある。
アスパラの花は雑草の花より寂しいものだが、それでも黄色い花が多数ついていた。
この花からすれば、おそらく実の方もあまり期待はできそうにない。
やっぱり、芽を食べるのが一番おいしそうである。