どうしてインビザラインでは治らないのか

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どうしてインビザラインでは治らないのか

2021/10/03

インビザラインで治療してほしいという患者さんは多い。

「装置をつけずに歯並びがきれいになる」というまるで魔法のようなイメージがあるようだ。

実際には、治療を始めたが、なかなか歯並びがきれいにならず、次第に装置が合わなくなってくるという人も多い。

それなりに動くけれども、予定の枚数が終了しても、当初のクリンチェック通りに動いていないという人も多いだろう。

なぜそういうことになるのかと言えば、ほとんどの場合は使用時間が少ないからということになりそうである。

どのぐらい使っていますかと聞く。

すると、たいていは7,8時間という答えが返ってくる。

蕎麦屋の「今出ました」と同様、7,8時間はそれ以下ということだろう。

インビザラインの会社側の推奨時間は1日22時間である。

7,8時間、あるいはそれ以下では本来の3分の1か4分の1でしかない。

10日で1枚のところであれば、1か月で1枚という計算である。

考えてみれば当然である。

「装置をつけなくない」という人がこの治療を選択するのである。

そういう人が装置など付けるわけがない。

つけいないのだから、当然治らないわけである。

昨年始めた方が、「歯が動かないのでブラケットに変更してほしい」と言われた。

ブラケットに変更することができない「インビザライン専門」のところでは、結局諦めるしかないのだろう。

かくして、金だけ払って歯並びの良くならないという人は多いのだろう。