ロシア 対 世界
2022/02/17
女子フィギュアは、予想通りというべきか、あるいは予想を覆してというべきか、ロシアが金銀を取った。
形としては、そこに日本が割って入った。
ただ、今回のドーピング騒動がなければ、おそらくロシアのワン・ツー・スリーフィニッシュだっただろう。
坂本花織は素晴らしい滑りを見せてくれた。
過去のオリンピックと比較しても、十分にメダルの価値のある滑りであった。
だが、ロシアの3人のジャンプは全く異次元であり、違うものを見せられた気持ちである。
そんな中、渦中のワリエワはあたかも失敗することを言い含められたかのように転んだ。
フィギュアスケートに転倒はつきものだが、団体戦の時に比べて別人のようだった。
メダルを取ったら、表彰式は行わないといわれては致し方ないところ、のように思える。
これがなければ、当然ロシア完勝であっただろう。
卓球界における中国のような試合である。
解説を聞けば、ロシア出身の選手という人が東欧に多い。
中国出身の卓球選手が世界各国に多いのに似ている。
卓球が世界対中国であるのと同様、フィギュアも世界対ロシアであるようだ。
ウクライナ情勢でもほとんどロシア対世界である。
ここに中国が加勢しているため、国連も動きは緩慢である。
世界対ロシア。
私が子供のころの世界に戻りつつあるようだ。