花粉症患者は癌になりにくい

新聞のコラムである。

亡くなった方を調べた結果として花粉症の患者に癌の人が少なかったという話である。

それはそうであろう。

花粉症とは、本来自分の体を守るはずの免疫機能が行き過ぎることによっておこるからだ。

行き過ぎるということは、些細なことでも見逃さないということでもある。

体にできた癌細胞というものを、みのがしてくれないということになるのだろう。

何しろ、害のないものにまで攻撃するのだから、狂犬のようなものともいえる。

この1週間ほど、温かくなったおかげで花粉が非常に多くなっている。

毎朝の真っ赤な関東地方を見ると、ああ今日も来るなと身構えてしまう。

だが、それが癌を抑えてくれるのなら、ある程度は我慢するべきところだろう。