有名人の花輪
2022/07/04
コンビニよりたくさんある歯医者は、気がつけば新しいものができている。
先日も、ひっそりとというべきか、だれもこんなところにはいくまいと思うようなところに歯医者ができていた。
そこに開院祝いの花輪が出ている。
その一つに有名人の名前が書かれていた。
最近は開院セレモニーを行うようだが、9年前に私が開院した時、特に何もしなかった。
したがって、開院のお祝い花輪のようなものも、鉢植えのカトレアももらわなかった。
だからどうだといわれると、どうなのだろう。
では、花輪を出す有名人はどうなのか。
俳優さんはしばしばほかの俳優さんの芝居に花輪を送る。
たぶん、自身の時にももらうので、ある意味お互い様なのだろう。
したがって、花輪を送ることについてはそれほど抵抗はないのだろう。
ただ、それなら相手が他業種ならどうなのだろう。
もしも、知り合いならみんな出すということになれば、それはかなりの数が必要になりそうである。
そういうところに出すからには、ある程度の要請があったのではないかと思われる。
花輪と言われて、いやだとはなかなかいいがたい。
いいがたいが、自ら率先して出しているかと言われれば果たしてどうか。
親戚のおじさんや高校の同級生なら出すのか。
それらしい花輪はなかった。
やはり、有名人だから出してくれ、と言われて出したのだろう。
そうおもえば、有名人と言われる人たちは、我々の知らない「有名人税」をたくさん取られているのだなあ。