靴を買った

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靴を買った

2022/08/28

靴なんてものは1回買うと、5,6年は履くものである。

この間捨てた靴は20年ほど前に買ったものだった。

あまりはかないものは、そんなにいたまないもので、おかげで30年ぐらい靴箱にあったりする。

だいぶ前だが、歩いていたら突然靴底が外れた。

アロンアルファーを買って付けてみたが、またすぐに外れた。

これは30年以上前に買った靴だった。

ということで、これぐらいになれば靴にとっても文句はあるまい。

イメルダ・マルコス夫人は10万足もの靴を持っていたといわれる。

そんなにあったら、1度はいたら2度と履かなかったのではないかと思う。

だいたい、どれもみんないいと思って買うのだから、履きたいと思うものばかりだっただろう。

10万足も持たない私がはくのは、せいぜい3,4足というところだ。

その中で、4,5年たてば一つは壊れる。

そうでなくとも、人前に出すにはちょっと古くなったかなと思う。

サラリーマンは、見るからに古くなったようなものは履かない。

となれば、年に1足は買うのだろう。

どんなに古くても、壊れてはけなくならないことには捨てない私とは違う。

そんなわけで、私が靴を買うということはずいぶん勇気がいることなのだ。

ところが、結構靴というものはしっくりこないことの方が多い。

実はまだ買ってから一度も履いていないのだが、それは履けなかったらどうしようという心配もある。

ということで、靴ってものは買うのにも履くのにも勇気がいるものなのである。