一水会展
2022/09/23
上野で行われている一水会展に行ってきた。
初めて見たと思うのだが、一水会のいわれが書かれていた。
清朝時代の、「清朝初期の技法書「芥子園画伝」中の十日一水五日一石という語句から採られ」と出ていた。
入念な作画態度と書かれている。
10日で一口しか水を飲まないということだろうか。
驚いたことに、たまたまやっていたテレビでこの「芥子園画伝」が出ていた。
絵のお手本のようなものだった。
ああ、なるほどとつい思ったところである。
昨年は行ったかどうかもう忘れたが、コロナだったし行ってないような気はする。
会場はほぼ上野の東京都立美術館である。
ほぼというのは、10年ぐらい前に、ここが改装のため名古屋で行ったことがあるからだ。
上野の駅が変わっていて驚いた。
公園口の場所が前方に移動して、交差点がなくなっていた。
道はどうなったんだと思うが、どうも行き止まりにしたようだ。
すでに30回ぐらいこの展覧会に来ている。
30年前と何か違った点があるかといわれてもよくわからない。
ただ、初めて気が付いたのだが、女性が多い。
半分ぐらいが女性の作品のように思える。
昔は、女性が出してるというだけで珍しかったような気がする。
気がするだけかもしれない。
女性画家の作品は、インスタグラムに乗せるように、旅行に行きましたという絵が多い。
同様に、メルヘンチック、あるいはもっと悪い言い方をすれば漫画チックな絵が多い。
その分、こういった絵が増えたような気はする。
これもあくまで気がするだけで、もっとよく見ている人がどういうかわからない。
まあ、皆さん一生懸命書いている。
それでも食べられないプロもきっといるだろう。
芸術の道は厳しいんだろうな。