母親の退院
2022/09/27
私の母も年のせいで随分と足腰も弱くなり、骨ももろくなったようである。
3年前のコロナがはやる直前に骨折した。
そして、今年の6月に再び転んで骨折した。
一般に、骨折の治癒には6週間といわれる。
これが年寄りでは8週間というのが教科書的な見解だ。
だが、実際にはそののちリハビリをしないと筋力の衰えから歩けない。
この2か月ほど、そのリハビリをしていたのである。
そして、やっとこの21日に退院と相成った。
3か月も家を空けていたことになる。
実を言えば、この3か月の間、コロナでもあり一度もお見舞いに行かなかった。
どこの病院でも面会謝絶だったりするのだから仕方がない。
まあ、仕方がないという言い訳で行こうともしなかっただけのことである、ともいえる。
病院でのリハビリは、歩く練習から電車に乗って出かける練習まであったそうだ。
とはいっても、やっぱり実際に家庭の中での仕事を通してでないと本当のリハビリにはならない。
つまり、やっと本当のリハビリに入ったということである。
退院祝いということで、子供が集まった。
集まるのはいいが、免許を返上した母は買い出しにバスに乗らなければならない。
近所にお店がないからだ。
どうも、都心に比べて郊外は年寄りにとって住みにくいところになっていくようである。