なんで「飛車打ち」じゃないんだ
2022/12/16
最近、テレビを見てたら、何度か「角打ち」という言葉が出てきた。
酒屋の中で飲むというスタイルである。
これを角打ちというらしい。
月島の酒屋でもそんなことをやっている。
やっているというか、ビールとおつまみを買って店の外で飲んでいる。
これを最近ではコンビニが代わりにやっている。
よく言うイートインってやつだ。
駅前のコンビニでは、駅の入り口付近ですら飲んでいる。
酒屋より品数も多いところと、駅直結ですぐに帰れるというのが受けているのだろう。
それはそれとして、升の角に口をつけて飲むのを角打ちと呼んでいたそうだ。
酒屋は樽から升に出して売るが、升に出した酒をその場で飲むから角打ちというのだと書いてある。
角打ちといわれるとどうしても言いたくなる。
角打ちより、飛車打ちの方がずっと気持ちがいいじゃないか。
角は変なところに打つと歩に取られてがっかりすることがある。
だがその一方、遠見の角の妙手なんてものがあったりもする。
プロは飛車より角の方が好きだという人が多いとも聞く。
つまり、飛車うちの方が好きなんて言ってるうちはまだ素人だということだ。
最近は居酒屋などに行かずに、各うちで飲む人が圧倒的だ。
経済活動からすれば、各うちで飲むより角打ちの方がまだいいのだろう。
月島では、角打ちよりも立ち飲みの店がやけに増えた。
これもコロナのおかげなのだろうか。