今日は満月だった

歩いていたら、建物から出てきた人がそういっていた。

本当に今日が満月なのかどうかは知らない。

だが、見上げれば、真ん丸な月が出ている。

最近、スーパームーンとか、何とかムーンなんてことがよく言われる。

この間も月食があったが、月食のような特別なイベントでなくても、月を見る機会が増えたような気がする。

やはり、何とかムーンっていうようにテレビで月の話題がよく上るからなのだろうか。

とはいえ、同じ月でもやはり満月はいい。

まんまるというのがいいのか。

月が満ちていくのを見るとうれしくなるというのは私だけだろうか。

新月が話題に上るということはないし、そもそも見ない。

増えていくということがうれしいのかもしれない。

その意味では、頂点である満月以上にうれしいものはないことになる。

だから、藤原道長ではないが、人は「望月」が好きなのだろう。

そして、そのうれしさを求めて空を見上げるのだろう。