ほう、近衛文麿

ご予約はこちら

ブログ

ほう、近衛文麿

2026/08/22

終戦記念日あたりになると、昭和20年ころの話がよく載る。

新聞のコラムを見ていたら荻外荘の話が載っていた。

言わずと知れた近衛文麿の居宅で、昭和20年12月に彼はここで服毒自殺を図った。

それはどうでもいいことで、私が注目したのは、最後に細川元総理の名前が挙がったことだ。

彼が総理大臣になった1993年といえば、すでに30年以上前になる。

当時でも、新しい総理大臣が生まれれば、ワイドショーなどでその人の人となりや氏素性を述べ立てていたような気がする。

だが、彼については、政権交代というインパクトが大きかったということもあるかもしれないが、細川藤高の名前も出なかったような気がする。

やっと少しして、熊本のお殿様の末裔という雑誌報道が出た程度だった。

それでも、近衛文麿という名前は聞かなかった。

みんな分かっていてもかん口令が敷かれたのではないかという気がしてならない。

近衛文麿は12月に自殺したのだが、それは巣鴨への収監が決まっていた矢先だったという。

裁判ともなれば、当然A級戦犯として絞首刑になっていただろう。

つまり、かれはほとんどA級戦犯だったということで、さすがにA級戦犯の孫が総理大臣になるっていうのはどうよっていう空気が生まれたとしてもおかしくはない。

それを、今回紐づけて書かれたということは、すでに過去のことで、今更細川元首相がどうのという人もいるまいということだろう。

そして、近衛文麿はA級戦犯であったかもしれないが、それはアメリカのレッテルだろうという見方もあろう。

何より、近衛文麿って誰、何した人っていう人が増えたからに他ならない。

戦後81年。

良くも悪くも、記憶は風化していくものである。