中国で｢抗日戦争勝利７０年｣記念式典が行われ、パククネ大統領が出席した。ともに、｢日本との戦いに勝利した｣国なのだそうだ。一方、台湾でも同じように抗日勝利７０年｣が行われたそうだ。

中国では国民に何をどう教えているのだろうか。日本と戦争をしたのは国民党であっても共産党ではないということは誰だって知っている。それを日本と戦ったのは自分たちで、勝ったのは自分たちだという教育をしているのだろうか。さらに、それでは国民党が勝ったのかといえばそういうわけでもない。日本はあくまでアメリカとの戦争で負けたのであって、中国に負けたから玉音放送を流したわけではない。中国で戦っていた兵士の言葉は、｢一体どこで負けてるんだ｣というものだ。

一方の韓国は、日本と戦って勝ったどころか、日本と一緒に戦って負けた国ではないか。同様に、台湾とて同じだ。台湾も日本と一緒に戦って負けた国だ。そこに今まで戦っていた中国国民党がやってきて自分たちの国を乗っ取った。そののっとった人たちが｢戦勝７０年記念｣とやるのを見るというのは、アメリカが日本で対日戦争勝利７０年行事をやるのに等しい。

中国も韓国も台湾も日本が負けた後にできた。日本がアメリカに負けてできた国であるともいえる。その国が自分たちの正当性を言い張るには、結局日本に勝ったという神話を国民に信じ込ませるということしかないということのようだ。ということは、これらの国が存続する限り、日本は悪役でなければならないということでもあるのだろう。

 

 

 

 

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