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目立たない矯正歯科―――勝どき・豊洲・晴海から便利な中央区の月島矯正歯科

2015/11/03

先日のハロウィンではないが、世の中には、目立ちたいという人はたくさんいるようで、渋谷や新宿辺りに行くとかなり奇抜な格好をした人を見かける。「世の中めだってなんぼ」なんていう言い方もある。世の中には少なからず目立ちたいと思う人はいるようである。

一方、こと矯正治療に関しては、「なるべく目立たない装置にしてください」という声を良く聞く。矯正装置というのは、メタルブラケットしかないものという認識が強いようで、それはかなり若い人もその様である。実際には、30年前にわれわれが矯正科の門をたたいたときから、それほど大差の無い装置が使われているにも関わらずである。

今から100年以上前、矯正装置といえば全てバンドしかなかった。バンドを各歯にはめて、そのバンドにブラケットをろう着するのである。それは半日かかるほどの大仕事で、術者も患者もくたびれ果ててしまうだろう。何しろ、バンドをはめる為には歯と歯の間を広げなければならない。これは力仕事である上、患者さんにとっては苦痛以外の何者でもない。そうやってやっとつけた装置は、それこそ鉄漿を塗った歯のように総銀歯状態であった。

ところが、40年ほどまえに歯に直接接着することができる接着剤が開発された。そのおかげで今では中切歯までバンドを装着する必要がなくなった。患者さんの苦痛もなくなり、装着に要する時間も短縮された。

しかし、それでもメタルブラケットは目立つ為、セラミック製のブラケットというものが開発された。このブラケットとバンドとを比べれば、装置は無いと思われてもおかしくないほどの目立たなさである。だが、それでも気に入らないという人はリンガル装置というものを要求する。歯の裏側につける装置だから、よほど大きな口を開けなければ分からない。

ただ、裏側につけるのは、舌間が悪いとかしゃべりにくいというデメリットがある上、治療が唇側から行うのに比べると困難である。そこで唇側の装置を極力目立たないものにしようと、ホワイトワイヤーが開発された。ワイヤーを白い材質のものでコーティングするという発想である。あるいは、金属製のワイヤーではなくて、樹脂性のワイヤーを使うという考え方である。さすがに樹脂性ワイヤーというものはいまだに製品化されてはいないようであるが、コーティングワイヤーはかなりの数が出揃ってきた。

これらブラケットを使う治療とはまったく異なる治療として、ポジショナーというものがあった。模型上で歯を動かして、それに合わせたウレタン樹脂製の装置を装着するものである。ただ、これだとかなり装置が大きい上、加わる力が強いので、使っていただけないというデメリットがあった。そこで登場してきたのがマウスピース型の装置である。ポジショナーと比べると、歯を動かす量が少ない分痛みも少ない上、なんと言っても装置がコンパクトなので違和感が無い。その為、爆発的に広がってきた感がある。

それはそれとして、外人さんを見ていると、相当目立つメタルのブラケットを使用している方が多いように感じる。おそらく彼らはわれわれ日本人に比べて目立たないことに対してあまり気にしないのであろう。むしろ、ハデハデ好きなアメリカ人は、それこそ目だって何ぼの世界の人間が多いのかもしれない。

「目立たない矯正歯科」といえば、月島矯正歯科で、おそらくこの町の99%の人はここに矯正歯科があるなどとは知らないだろう。やっぱり世の中「めだってなんぼ」の世界だなあ。

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月島矯正歯科
http://tsukishimaortho.kir.jp/
住所:東京都中央区月島2-15-16
月島眼科2F
TEL:03-3531-2224
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