2月3日は節分だ。最近はあの｢鬼は外、福は内｣の声をトンと聞かなくなった。我が家でもこのところやったという覚えが無い。ひとつには豆が散乱するのがもったいないとか部屋が汚れるということがある。昨日読んだコラムでは、犬がきれいに片付けてくれると書いてあったが、そんな犬はうちにはいない。

節分は、季節を分けるということであり、明日は立春である。立春とは暦の上では春であり新しい年の始まりである。中国では春節といって1週間ほど休みになるようだ。日本をはじめとして海外旅行をする人もたくさんいるだろう。それを当て込んだお店が世界中にあるはずだ。

節分では豆をまくが、栃木のほうではこの豆を使った料理がある。これを家内の父親は｢しみずかれい｣と呼ぶ。世間的には｢しもつかれ｣と出てくる。豆と鮭の頭と酒かすと大根おろしを煮込むものだ。大根おろしといっても、焼き魚についてくるような大根おろしでは消えてなくなってしまう。ここで言う大根おろしとは、鬼おろしというおろし金を使った大雑把なものだ。鬼おろしなどというおろし金は、しみずかれいのときにしか使わない。

ちなみに、オニコロシとは何の関係も無い。

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