徳川家康が

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徳川家康が

2021/04/19

「こんばんは、徳川家康です」がドラマの真ん中に出てきて驚いたという話がある。

確かにこのあいだはずいぶん登場する時間が遅かったなとは感じた。

その徳川家康は、お市の方と結婚していたと安倍龍太郎が書いている。

側近の日記などから判断したという話だ。

二人が結婚したという話が公式の記録として残っていないのだからまさかと思うのは当然だ。

家康は築山殿と結婚したが、信長によりこれを殺されている。

もしお市の方と結婚したのであればこの後であろう。

敵対していた駿河・甲斐勢力と離反して尾張陣営に取り込むという絵になる。

もちろん、すでに同盟関係にあったわけだから、いまさらというところはある。

信長からすれば、同盟関係をより強固にしたかったということだろうし、もしかしたら関東陣営に取り込まれる可能性もあったのかもしれない。

それならば、なぜお市は柴田勝家のところに行ったのかという疑問はわく。

また、浅井長政の死亡により出戻ってきた1572年から築山殿の殺害の1579年まで何もせずに過ごしたのか。

そんなことをいろいろ考え合わせると、どこまで本当なのかと思うところはある。

一方、家康だのお市だのというメジャーな人たちでさえよくわからないところが残る。

安倍龍太郎はこれを2,3の記載から考えだした。

想像力がなければ歴史は見落とされてしまうのだろう。