行ったよねー、知床

知床の観光遊覧船が沈没した。

乗員乗客の何人がなくなったのかわからない。

せっかっく楽しみに行ったのに、この結果とは。

たかが遊覧船であると、だれもが思ったはずだ。

何しろ、岸から100メートルとか200メートルといったところを走る船である。

自転車に乗っているぐらいのものだろう。

それで命を落とそうとはだれが想像したか。

知床には2度ほど行った。

最近では、世界遺産になった直後だったと思う。

当然、この船に乗って何とかノ滝とかを見たはずである。

はずであるというだけで、はっきり覚えていないのが情けない。

もっと前に、大学に入ったところで行ったとき、ちょうどうちの高校が甲子園にいた。

その場に行けなかったのは人生の中で痛恨事ではあるが、そういうこともある。

ただ、その2回とも船に乗ったに違いないということだ。

あそこまで行って船にも乗らずに帰ってくるわけにはいかない。

で、どんな景色を見たんですかあたなはと言われると、情けないが覚えがない。

家内の話では、その日もほかの船は出ない中、一つだけ出るという船に乗った。

ところが、帰りに霧が出て、もっと大きな船の後について戻った。

我々の時は波が高くなかっただけで、今回と同じような状況だったかもしれない。

あの断崖絶壁の映像は、人を寄せ付けないほどの神々しさがある。

やはり、あまりそういうところにはいかない方がいいということだろうか。

亡くなった方にはご冥福をお祈りしたい。