水原一平の歯
2024/05/10
水原一平の話がまた出てきた。
今度は歯が材料である。
彼は、歯を材料にして大谷から金を引き出したという話である。
その額、930万と報じられている。
歯の矯正をしたんじゃないかとかいうから何かと思ったら、前歯部にセラミックをかぶせたようだ。
これで歯の矯正などといわれると、ちょっと違うだろうといいたくなるのは私一人ではないだろう。
日本人でも、前歯部にセラミックをかぶせるという若い人は多い。
10年か20年もするとみんなだめになってくるのだが、そんな先のことなど考えないのだろう。
かつて、新庄も同じようにセラミックにした。
便器のように白い歯がアメリカ人の好みとはテレビで言っていた言葉だが、新庄の歯は確かにそうだった。
一般的な色見本であるシェードガイドには載っていないほど白いといわれた。
同じ理由からホワイトニングを行う人も多い。
ただ、わが国で普通にホワイトニングをすると、それほど白くならない。
濃度が低いのと、時間が短いためである。
高濃度の薬剤を用いると、しばしばしみて中断せざるを得なくなる。
そのため、厚労省では低濃度の薬剤を1日2時間までという目安を出しているのだ。
さて、水原一平の歯であるが、上下で10本の治療をしたとして、1本93万円。
日本では1本せいぜい20万がいいところではないか。
アメリカはインフレであるということと、定価がないのでいくらでもつけられるという事情はある。
したがって、その辺の相場観はアメリカ人の歯科医師に聞かないとわからないだろう。
とはいっても、大谷の通訳という一種の有名人だということで、ぼられたという可能性はある。
また、払うほうも、どうせ自分の金じゃないという安易さもあっただろう。
歯医者の私からすると、歯医者をねたに金を巻き上げたという点で腹が立つ。
親から、教科書代という名目で余計に金をもらう子供に似ている。
国外退去処分になるのではないかという言われ方もされる。
これ以上大谷選手の足だけは引っ張らないでほしいと思うものである。